ロータリー奨学生 奨学金事業とは

1)ロータリー財団の奨学生の歴史

1947年よりロータリーは国際親善奨学生として多国間で親善を主とした奨学生制度を行ってきました。日本でも元奨学生として世界的に活躍されている元国連難民高等弁護官の緒方貞子さん、元宇宙飛行士の山崎直子さんがご活躍されています。他、国連機関を主に世界各地で活躍されています。4年前より未来の夢計画より6つの重点分野に限った奨学生のみを輩出することとなり、以前の親善重視から重点分野の専門分野で長期的に持続可能な人材育成に対して奨学金を拠出し支援する体制に変わりました。

2)ロータリー奨学生の概要

・奨学生対象者は6つの重点分野に関して研究する者に限られます。

 芸術や文学、音楽など芸術は対象外となっています。

奨学金の期間は、大学院又はそれに相当するレベルの1学年度です。

・応募期間は毎年7月1日~10月31日となっています。

・奨学生の応募人数は、年度によって異なりますが、概ね4~5名(他PBGは1名)程度となっています。

奨学金の額は一律30,000米ドルとなっています。

奨学金の予算はグローバル補助金を利用します。

 地区DDFより15,000米ドル、WFより15,000米ドルの内訳にて計3万ドルとなります。基本的にクラブの拠出金はありません。

・ロータリー奨学金事業はロータリー財団委員会内の奨学学友VTT委員会にて取り扱われています。ロータリーでは青少年交換学生、インターアクト、ローターアクト、RYLA、米山奨学生の支援を行っておりますが、こちらは青少年奉仕委員会、米山記念奨学委員会にて取り扱っております。

3)ロータリー奨学生の活躍

ロータリー奨学生として大学院で履修し卒業後、ロータリーの掲げる重点分野で実践的な

社会活動にて経験を積んでいます。

第2750地区では具体的には日本大使館、JICA国際開発機構やUNWOMEN、国内外病院に勤務しています。

将来は国際機関での活躍を目指す方々が多く、自分のキャリアプランの夢の実現に向けて活躍しています。

ロータリーで支援した浄財は長い年月を経て将来を担う世界で貢献する人材の為に確実に生かされています。